旦那が逮捕されて1ヶ月、その心境は。
旦那が逮捕されて1ヶ月以上が過ぎました、現在の心境とは。
逮捕された当初から子供達の前では元気と冷静を貫いていましたが、本当は子供達を寝かしつけた後に1人お酒を飲んで現実逃避したり、ベランダから旦那のいる警察署の方向の夜景を眺めたり。
常に頭の片隅に旦那が隠れていて。
朝起きた時。
顔を洗ってタオルを探してる時。
美味しいものを食べた時。
楽しい本を読んだ時。
子供達の成長を感じた時。
夜寝る前。
ふとした拍子にひょっこり出てきそうになっては、胸が締め付けられそうになる気配を察知して脳がブレーキをかける。
危ない、危ない。
私は感傷に浸ってる暇は無いんだ。
で、現実にいっきに引き戻される。
逮捕から数日経ち、ようやく落ち着いてきた頃、自分をごまかすのも体に悪いと思い一度思いっきり泣いてみる事にしてみた。
子供達を寝かせた後、和室の畳の上に座って旦那の顔を思い浮かべると自然と涙が出てきて…
会いたい気持ち、急に1人にするなんて酷い!と責めたい気持ち、そして普段からもっと優しく接してあげれば良かったと自分自身を責める気持ちなんかが、ポロポロと溢れ出てきました。
メンタル的に一番キツかったのは、逮捕からの一週間と、釈放されて帰ってくるはずの旦那とばったり警察署で会って再逮捕される事を聞いた時だった気がします。
そして1カ月経った今、私が学んだこと。
悲しみにはピークがあり永遠には続かない、ということ。
結婚したり、子育てに専念したり、バリバリ仕事をしたり、趣味に没頭したり、孤独を埋める為に人間はあらゆる努力をするけど、死ぬ時は1人だし自分が感じる孤独や悲しみや辛さは、結局自分自身しか知りえない。
だから本当の意味での孤独から抜け出すこともできない。
そして意外と1人もそんなに悪くない。
自分自身を見つめる直すこともできるし、誰のせいにもできない分、自分の人生に責任を持って生きることができる。
簡単な言葉で言うと1ヶ月経ち旦那の逮捕に「少し慣れてきた」ということですね。
普段はどんな嫌な事も一晩寝ればコロッと忘れるタイプなのに、今回は1ヶ月かかるってなかなかですが…
ご主人や彼氏が刑務所から出てくるまで待つ女性。待ち人さん達のブログを読ませていただいたことがありますが、途中で更新が止まったり、待たずに新たな人生を歩み始める方が圧倒的に多い理由がここにきて分かる気がします。
愛する人や大切な人と離れることは極端に怖く、自分にはとても耐え難いものだと思っていたのに、実は一緒にいたときも同じように孤独だったということに気がついたからじゃないでしょうか?
誰かと離れた事が原因で寂しさや悲しさを感じると思いがちだけど、どう感じるかは全て自分次第。
悲しみの感情なんて無駄だから感じるなという意味ではありませんよ、悲しんで落ち込む事だって次のステップへ進む大切なプロセスです。
もし大切な人が逮捕されて、今まさに悲しみの真ん中にいる方がこのブログを読んでいるとしたら、こんな言葉をかけたい。
あなたは自分が思っている以上に勇敢で強い。そして1人でも乗り越える力を充分に持っている。
自分がどう生きるかを決めていいのは自分だけで、責任を取るのも自分自身。
落ち込んだ私が落ち込んだ末に思った事です。
私自身が自分に言い聞かせたい言葉かもしれません。